和歌が上手いとモテモテになるわけ

<額田王の恋愛テク>
昔は、和歌が上手いとかなりモテモテといわれており、かつでは和歌の名手で、美人、教養の塊のような人が存在していました。額田王は万葉集などに登場する有名な女流歌人で、中大兄皇子(天智天皇)に寵愛されたとされ、その内容も万葉集に証拠として記されていることから推測ではありますがかなりモテモテの歌テクニックを持った女性だったとされています。また中大兄皇子の弟である、大海人皇子との出会いと三角関係を歌ったとされる歌もありその代表的なものが、
●茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(巻1・20・額田王)
●紫の匂へる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも(巻1・21・大海人皇子)
というものです。確固たる証拠はないのですが、他にも複数の男性恋人がいたとされています。ここでは、歌で言葉を使いながら相手の気持ちを打つという点に注目したいとおもいます。現代では新鮮な表現方法ではないでしょうか。きっと気のきいた会話も出来たのではなかろうか?と推測されます。これがモテたひとつの原因で、「賢い言葉の表現ができる女性」の代表格でしょう。これは、メールや電話などでも応用できる点があるのではないかと思います。才色兼備とはまさにこのことですね。

<和歌でモテた女性たち>
額田王以外でも平安時代になると有名な「紫式部」「清少納言」というような女流文学と歌人が登場し、いずれも絶世の美女で才能がありキャリアウーマンの始まりを見るような女性の活躍が歴史の中でも確認できます。今でさえ歌で相手に心を伝えるのは芸能人?くらいかと思いきやこの流れがたとえばシンガーソングライターとして受け継がれ、自分の心を歌で伝えることにつながっているのかもしれません。作詞は昔の歌(和歌)を基にしていると考えても、不思議ではありませんし、歌でプロポーズというようなこともルーツはここにあるのかもしれませんね。歌をきっかけに出会いを経験することもあります。カラオケで自分の気持ちに近い歌を熱唱して相手に伝える・・・というのもある意味、古典的な方法ではないでしょうか?和歌も同様に言葉を上手く使って相手に思いを伝えています。こんな伝統を私たちも上手く活用したいものですね。